赤秋つれづれ

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zoom RSS 【No.187】 「必ず書ける『3つが基本』の文章術」--何を、どう書き、構成するか

<<   作成日時 : 2018/01/12 09:46   >>

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 「必ず書ける『3つが基本』の文章術」 (近藤勝重
幻冬舎新書 2015年11月)。著者は、コラムニスト。
毎日新聞論説委員、「サンデー毎日」編集長を歴任、
現在、毎日新聞客員編集委員。早稲田大学大学院
で「文章表現」を教えている。
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 イチ、ニイのサンで文章力をアップさせてください。
                 --「まえがき」に代えて

 どう書くかで大切なのは、伝わるように書くとしいう
ことです。何より描写力が問われますね。それと
もう一点、どう組み立てるか、文章の構成も大切
でう。つまり文章は@何を書くか Aどう書くか
Bどう構成するか--この「3つが基本」で、それぞれ
にコツがあるんです。それらのコツもすべて3つの
要素で説明できます。自分では、必ず書ける
「3つが基本」の文章術、と言ったりしています。
長年、いろいろ書いてきて、ぼくなりに見出した
最上、最強の法則です。文章を初歩のイロハから
学びたいと思う人、あるいは一流の文章が書き
たいと、さらに努力している人にもきっと役立つと
確信しています。今日、仕事ができる人は文章が
書ける人だ、とビジネスの世界でもよく言われて
いることを付け加えておきたいと思います。文章
が書ける人はいろいろなことによく気づき、よく
考えるからでしょうか。文章力と思考力がいかに
深くかかわっているか、そんなことも併せて学んで
いただければ幸いです。それでは始めましょう。
文章は「3つが基本」、イチ、ニイのサンですよ。

 第1章 何を書くか

 1 個人的な体験にどう意味を持たせるか。
   それが作文です。
   @体験/A気づき/B普遍性
  
 いい文章の絶対条件は独自の内容。それは
体験を思い出すことを抜きにしては難しい。
書き始めるときに結び、ラストに何を書くかを
決めておけば、ラクに書ける。その手立ては、
自分個人と社会一般をつなぐキーワードを
求めるのが一番。テーマとかかわって、普遍性
に直結する言葉になる。

 2 何を書くか。3項目の骨格メモを手元に置いて
   書き始めてください。
   @初め(導入)/A中(展開)/B終わり(終結)

 骨格メモなら時間短縮、発想も豊かに

 【特別編】 推敲の重要3ポイント
 @簡潔な文章であるか
 「私」など、自分を指す人称代名詞は極力削る。
 接続詞や副詞を削る。「ので」「〜が、〜」「だから」
 「そして」「しかし」「おそらく」「さらに」・・・など削れる
 ものは削り、すっきりした文章に。
 A読みやすい文章であるか
 漢字が多いと文章全体が重々しく感じられる。
 読点「、」の打ち方。
 段落の設け方。
 B味わい文章であるか
 避けたい決まり文句。あまりに当たり前の見方は、
 文章の味わいをなくします。 

 3 有−無(ウーム)と「考える人」の
   答えが読ませるのです
   @有りや/A無しや/Bその答え
 自分との対話で文章が深まる

 4 あなたならではの文章は、
   一つの疑問から生まれます。
   @何?/Aなぜ/Bそれにしても
 「?」のメモが文章力アップの鍵。
 不思議への明快な解答があるわけでは
ありません。ないけれど思考のプロセスが
味わい深く、つい読まされてしまいます。

 【特別編】 文章力アップのちょっとした秘訣--その@
        愛をもって見つめる

 風景の描写のコツ。愛をもって眺めることで心は目の前
の対象へとストレートに向かいます。そして心は、必ず
何かを感じ取ります。感じる心は生き生きと動いています。
生き生き動く心は言葉をはぐくんでくれます。

 第2章 どう書くか

 1 自分と周りとの関係性をどう描写するか。
   文章力が問われるところです。
   @人/A物/B自然
 一つの世界を描く際に押さえるべきポイント。
 周囲を描くと情感が伝わる。
 2 胸中は景(眺め)に託して
   描きましょう。
   @遠景/A近景/B心模様

 3 最小のもので最大のものを描くと、
   深い味わいが出ます。
   @全体/A部分/B細部
 物事の本質は細部にあり。
 心のレンズが一点にズーム・イン。
 結びに細部を書く効果。

 4 視て聴けば、
   生命の何たるかも描けます。
   @視/A聴/B生
 視ること、聴くことで自己をとらえる。
 嗅・触・味でとらえる生。

 5 景色は語らいを生み、
   共感を呼んでくれます。
   @情景/A語らい/B共感
 思い出に情味が加わる風物の描写。
 描写で心がけたい彩り。
 情景と会話で読み手の共感を引き出す。

 6 読み手が笑いながらうなずいている。
   そんな文章、書いてみませんか。
   @たとえ/Aまじめな冗談/Bなるほどの共有化

 【特別編】 文章力アップのちょっとした秘訣--そのA
         感情表現法
 
 心理描写、すなわち人の微妙な心の動きや意識の
変化をどう描くか。心理は何よりも表情に表れるもの
です。ポイントは目(眉)と口(声)、それに顔全体。これら
を肯定、否定の表現で言い表す。

 〈目(眉)〉
肯定=目が輝いていた/目が光っていた/目を見開いた・・・
否定=険しい目つき/眉をひそめた/目から光が失せた・・・

 〈口(声)〉
肯定=口元をほころばせた/弾んだ声/穏やかな口調・・・
否定=口をとがらせた/不快そうな声/問いただす口調・・・

 〈顔全体〉
肯定=顔をほころばせた/満足そうに笑った/表情を緩めた・・・
否定=表情がこわばった/硬い表情/見る見る笑みが消えた・・・

 感情表現は、対立語を加味すれば、さらに豊かになります。
形状・性質=強弱/大小/長短/増減/虚実/苦楽/深浅・・・
色合い=明暗/濃淡/紅白/清濁・・・
精神状態=緊張・緩和/快・不快/鋭・鈍/平穏・不穏・・・

 第3章 どう構成するか

 1 何があったのか。
   そこから書き始めてください。
   @現在/A過去/B未来
 読まれる文章は核心から書いてある。
 話というのは、いま現在の状況、状態のありさまから
 入ってこそ興味を引く。それが物事の核心だから。

 2 頭でわかっても心は別です。
   @理解/A納得/B自己表現
 頭の理解、心の納得。頭の理解に心が反発して
 理解していない。そこでなぜ納得できないかに
 とことんこだわる。そうして自分の考えをまとめた
 ものは思考をめぐらしただけ深く、読みごたえが
 あって面白い。
 共感を呼ぶ文章には情がある。

 3 多くの事実を得ないと、
   真実は描けません。
   @聞く/A事実/B真実
 聞いて知る。すべてはそこから。
 「角川必携国語辞典」--「事実」は、理想的でも
 ない、空想的でもない、時と場所を占めて、物理的
 にも心理的にも、実際に生じたこと・あること・経験
 したことをいう。つまり、ほんとうに起こったこと、あった 
 こと。「事実をかくすことはできない」。
 「真実」は、虚偽や幻想の反対で、見せかけや形式的
 であることとも反すること。純粋な、うそをつかない、
 ものごとのありよう・状態をいう。つまり、うそではない
 ということ。「真実を語りたい」。

 司馬遼太郎「手掘り日本史」の「歴史を見る目」。
 「史料自体は何も真実を語るものではない。史料に
 盛られているものは、ファクトにすぎません。しかし、
 このファクトをできるだけ多く集めなければ、真実が
 出てこない。できるだけたくさんのファクトを机の上
 に並べて、ジーッと見ていると、ファクトからの刺激
 で立ち昇ってくる気体のようなもの、それが真実だと
 おもいます。」

 【特別編】 文章力アップのちょっとした秘訣--そのB
         比較対照語法
 
 「黒と白の対照の妙」と言ったりしますが、2つのものを
比べたり、その共通点と相違点がわかるように書くことです。

 新聞は「人間の問題」、週刊誌は「問題の人間」。
 
 「おれの人生だよ。おれが、人生だよ。あれっ?」
 助詞の「の」と「が」という一字の違いで、人間の
 ありようまで変わる。文法は使いよう。

 「人生の鍛錬--小林秀雄の言葉」。逆転語法。

 子供が大人の考えている程子供でないのは、
 大人が子供の考えている程大人でないのと同様である。

 喜びを新たにするには悲しみが要り、信を新たにするには
 疑いが要る。

 人間に何かが足りないから悲劇は起こるのではない。何か
 が在り過ぎるから悲劇が起るのだ。

 ☆寝る子は育つ。書く子はもっと育つ。 

 ☆アメリカの政治家で独立宣言起草委員を務めた
  ベンジャミン・フランクリンの言葉。
  「善き戦争はなく、悪しき平和というものもない。」 

 ☆書きあぐねたときも「3つが基本」です。
            --「あとがき」に代えて

  人生も基本は3つ。
  @生A愛B死
  生きた、愛した、死んだ--いかに生き、愛し、
  死ぬか。生死一如。

  文章に行き詰まったときの手立て。
  @作家のエッセイや対談集を手に取る
  A音楽を聞く
  Bケータイで気のあった友人らと雑談する

  それでも書けないときは、書ける頭にならない
  のは寝不足だからだ、と強く自分に言いきかせ
  てください。そして@寝るA寝不足解消
  B書ける頭になる

  

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